2026.04.14 独VWグループの第1四半期販売実績、BEVの好調が際立つ 欧州で12%増 

VWグループ第1四半期のBEV販売でトップを占めたシュコダのSUV「Elroq」

 独フォルクスワーゲン(VW)グループの2026年第1四半期販売台数(納車ベース)は、前年同期比4%減の204万8900台と低迷した。減少は、第2四半期連続。世界的な景気減速や地政学的リスクの高まりが響き、中国市場は15%減、米国市場も13%減と落ち込み、全体の販売減少につながった。

 グループのBEV(純電池車)販売台数は、世界で前年同期比8%減の20万台となった。しかし、欧州の販売台数は、11.5%増の17万6400台と2ケタ成長を維持。BEV比率も、20%に増やした。

 一方、中国では、大きく後退した。補助金終了が大きく影響して約64%減の9400台。米国では、25年4月以降関税強化が響き、80%減の4000台。地域間の明暗が分かれた四半期となった。プラグインハイブリッド車(PHEV)の販売台数は、世界で10万9000台と31%の増加。電動化への移行期の波に乗った。

 BEVの車種別販売実績では、チェコのシュコダのSUV「 Elroq」が2万9700台で、トップとなった。2位がVWの「ID.4/ID.5」で2万5000台、3位がシュコダの「Enyaq」(Coupe含む)で2万2100台、4位がVWの「ID.3」で1万9600台。5位はアウディの「Q4 e-tron」(SUV/スポーツバック)で、1万5600台となった。

 VWグループの販売担当拡大執行委員会メンバーのマルコ・シューベルト氏は、今後の見通しについて、「欧州の新型EV群や中国向け新モデルの投入で反転攻勢をかける」と意気込む。