2026.07.13 【TECHNO-FRONTIER 2026特集】ニチコン 高信頼性コンデンサー拡充 

長L形アルミ電解コンデンサー長L形アルミ電解コンデンサー

 ニチコンは、高信頼性の各種コンデンサーを展開している。
 105℃5000時間保証の高耐圧小形リード線形アルミ電解コンデンサーUTKシリーズは、電解紙仕様の最適化により高耐圧と高容量を両立。容量最大100%、許容リプル最大81.6%の向上を実現。475
V定格を新たに追加した。

 AIサーバー電源向けには450~500V対応の長L形アルミ電解コンデンサーを開発。厚み制約に対応するため長さを伸ばすことで高容量化を実現。高倍率の新陽極箔はくの採用とスリット・加締・巻回・含浸といった製造技術で、従来比20%以上の高容量化を達成した。

 チップ形アルミニウム電解コンデンサーは6月からUYSシリーズの量産を開始。16~50Vの定格を追加・拡充し、63V定格では次世代高容量箔の適用によりさらなる高容量化を図った。

 高性能プロセッシング・ユニット向け電源回路では高さ2mm以下、低ESR(4.5mΩ)を実現した積層形導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサーKBAシリーズを開発し、5月から量産。薄膜素子を積層した構造により低背化を実現しつつ、低ESRと高容量を両立した。

 導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサーのPCAシリーズは、定格電圧80V品のラインアップを拡充。高耐熱性の封止ゴムによる気密性向上や導電性高分子材料、電極箔の最適化により、高容量・高リプル対応を実現した。

 導電性高分子ハイブリッドアルミニウム電解コンデンサーのGWCシリーズは、高導電率リードを使用。従来の保証寿命はそのままに、従来品より最大約1.1倍の高リプル化が可能となった。

 フィルムコンデンサーEMシリーズは、広く採用されている。IoT機器向けには小形リチウムイオン二次電池SLBシリーズを展開。回路製品は、産業ロボット向けの標準電源だけでなく、常時インバータ小型UPSなどをそろえた。