2026.08.20 乾燥長もちユニット搭載「ななめドラム洗濯乾燥機」10月発売 パナソニック
「乾燥長もちユニット」を搭載した、ななめドラム洗濯乾燥機「NA-LX129FL」
パナソニックは、業界初のサイクロン方式「乾燥長もちユニット」を搭載したななめドラム洗濯乾燥機「NA-LX129FL」など7機種を10月上旬に発売する。
乾燥長もちユニットは、乾燥運転時に発生するホコリや髪の毛を風を旋回させて捕集することで、ヒートポンプ乾燥の主要部品である熱交換器への髪の毛侵入を99.9%以上防ぐ。詰まりを抑え、乾燥性能がより長もちする。
近年、省エネで衣類にやさしいヒートポンプ乾燥はドラム式洗濯乾燥機で主流となりつつある。一方、同社ユーザー調査(2026年6月17日~19日実施のWeb調査。N=800「ドラム式洗濯乾燥機ユーザーの洗濯の実態と悩みに関する調査」)によると、ドラム式洗濯乾燥機の不満や悩みは乾燥機能に多い。
購入から3年未満で約半数が「買った当初より乾燥に時間がかかる、乾きにくくなった」と乾燥性能の低下を実感すると回答。
乾燥時間が長くなったり、乾きムラが発生したりするのは熱交換器のホコリ詰まりが原因の一つ。同社が実使用機200台以上を確認した結果、ホコリが堆積する要因の一つは髪の毛であることが判明した。
新開発の乾燥長もちユニットは風を旋回させてホコリや髪の毛を塊状にまとめながら捕集するサイクロン方式を採用。従来のメッシュフィルターでは取りきれなかった髪の毛を99.9%以上キャッチし、熱交換器への侵入を防ぐ。
これにより熱交換器のホコリ堆積が低減、購入時の乾燥性能がより長もちする。同社の検証でも髪の毛に起因するホコリの付着がほぼないことを確認している。ボックスに捕集したホコリ・髪の毛はボタンを押すだけで簡単に取り出せる。
新たに「乾燥長もちユニット」搭載モデルは、ヒートポンプユニットクリーニングサービスの申し込み期間を購入後5年に延長する。
好評の「トリプル自動投入」は、詰まりを予防するために3カ月ごとなど定期的にタンクや経路の手入れが必要だったが、「自動投入経路」の手入れを業界で初めて自動化。タンク形状も改良し、メンテナンスの手間を軽減してより使いやすくした(NA-LX123FL除く)。
振動の伝わりやすい住宅環境に配慮した低振動設計にもこだわっている。ドラム式洗濯機発祥の欧州の住宅は、コンクリートの硬い床が主流なのに比べ、日本の住宅環境では、鉄筋コンクリート造のマンションや木造戸建てが多く、振動への配慮が必要となる。
そのため、制振性能を高めた独自の「低振動設計」を実現。上づりスプリング・制振ダンパー・3D見張りセンサー・W流体バランサー搭載と、大きな洗濯槽をしっかり支える技術で脱水失敗も防ぐなど、使いやすさにこだわった。
ドラム式洗濯乾燥機は、大きな洗濯槽を高速回転させるパワーを生み出すモーターが必要なため、夜間・早朝の使用や子どもの睡眠、隣家への気遣いなど、運転音への配慮も不可欠。
運転音をより抑えるモーターに加えて、独自の制御技術と遮音設計により、図書館の中のような静かさを実現(洗濯行程)。時間帯を気にせずに洗濯できる。
市場想定価格(税込み)は、「乾燥長もちユニット」搭載のNA-LX129FL/FRが40万円前後、同LX127FL/FRが36万円前後。同ユニットを搭載しないNA-LX125FL/FRは33万円前後、同LX123FLが27万円前後。
累計出荷480万台突破
国内市場は、ドラム式洗濯乾燥機の構成比が約24%まで高まっている。ドラム式からドラム式への買い替え需要も増加している。
洗濯から乾燥まで一度にできることから、時短や家事の負担を減らす家電として支持されている。
同社は03年に世界初のななめドラム洗濯乾燥機を発売し、05年には世界で初めて洗濯機にヒートポンプ方式を採用。
10年にはヒートポンプユニットを洗濯機の上部に設置した「トップユニット式」を採用するなど、市場をけん引する製品開発に取り組んできた。
ヒートポンプ式ななめドラムの累計出荷台数は、26年7月末時点で480万台を突破している。
乾燥の効率化とメンテナンスのしやすさなど基本性能の向上はもとより、節水、省エネの追求、使いやすさや仕上がりの良さが評価されている。








