2026.08.25 CTCと台湾SYSTEX、合弁会社設立 台湾企業の日本進出をITで支援

合弁会社の設立発表に臨んだ浅野社長、SYSTEXのLin CEO、CTCの新宮社長、伊藤忠商事の宮脇一茂情報産業ビジネス部長(左から)=25日

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と台湾の大手ITサービス企業SYSTEX(システックス)は25日、合弁会社「CTC SYSTEX」の設立を発表した。半導体関連を中心に日本進出を加速する台湾企業に対し、IT環境の立ち上げから運用までを一貫して支援する。

 近年は、半導体企業の投資拡大やサプライチェーン分散を背景に、台湾企業の日本進出が活発化している。TSMC(台湾積体電路製造)が熊本県に設立したJASM熊本工場では大規模投資が進み、周辺企業の進出に伴うITインフラやセキュリティー整備の需要も高まっている。

 CTC SYSTEXは、SYSTEXが持つ台湾企業の顧客基盤と半導体業界の知見、CTCの国内ITサービス提供力を組み合わせる。台湾本社で策定したシステム要件を基に、日本国内でITインフラ、ネットワーク、クラウド、セキュリティー環境の設計・構築、IT機器の調達、導入後のヘルプデスク、監視、全国での保守運用まで提供する。台湾発ITソリューションの日本展開も支援する。

 CTCの新宮達史社長は「日本と台湾の新たなビジネスを加速するプラットフォームになる」と強調。CTC SYSTEXの浅野周三社長は、台湾企業の日本進出支援と台湾製品の日本展開を両輪に成長を図り、2030年度に売上高100億円を目指すとした。所在地は福岡市博多区、資本金は3億円で両社が対等出資する。