2026.10.05 新コスモス電機、水素センサーモジュール投入 燃料電池自動車の安全確保を後押し
水素センサーモジュール「CSD-04/05」
新コスモス電機は、水素の漏えい検知、設備の安全監視用の水素センサーモジュール「CSD-04/05」を発売した。水素を燃料とする燃料電池自動車(FCEV)など、水素を取り扱う機器や設備の安全確保を後押しする。
水素は、脱炭素社会実現に向けた次世代のエネルギーとして製造や貯蔵など幅広い分野での活用が期待されている。一方、空気中で燃焼、爆発に至る濃度範囲がほかの可燃性ガスに比べ広いため、漏えいに備えた安全対策が必要だ。
同社の水素センサーモジュールは、独自開発した触媒技術で、FCEVに必要な漏えいを瞬時に検知する高応答性と過酷な走行環境に耐えられる高耐久性を両立。家庭用ガス警報器の製造で培った量産技術を生かし、高品質で安定的な供給体制を構築している。
同社が2025年6月から開発を支援しているベルギーの学生エンジニアリングチーム「Hydroteam(ハイドロチーム)」の水素駆動レーシングカーにも同社の水素センサーモジュールが組み込まれている。こうした技術と実績を踏まえ、新製品を開発した。
CSD-04/05は、-40℃~105℃までの幅広い温度帯に対応。極寒環境から高温のエンジンルーム周辺までさまざまな環境で使用可能だ。
ガス検知口には撥油フィルターを採用。故障の原因となるオイルミストの付着による目詰まりを軽減する。連続で2万時間使用でき、部品交換の頻度や維持管理の負担軽減にもつながっている。
外部出力は、CANとPWNの2タイプに対応。用途や既存システムに合わせて選択でき、車載機器や産業機器への組み込み時の設計の柔軟性向上に貢献する。
設置場所は、FCEVや商用モビリティーに加え、水素調理器や定置型燃料電池、工場設備など非防爆エリアにおける安全対策が必要な現場を想定している。価格はオープン。









