2020.08.14 有機EL材料 開発加速へ理研など、発光効率を量子化学計算で予測

 理化学研究所、北海道大学の共同研究グループは、科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業において、有機ELディスプレイなどに用いられる有機半導体の発光効率に関わる逆項間交差の速度定数をコンピュータによる量子化学計算で予測する方法を開発。この予測法に基づき設計した有機半導体は、実際に10⁷毎秒以上の高い逆項間交差速度定数を示した。有機EL材料の開発を加速する理論先導型の手法として有望視される。

 スマートフォンやテレビのデ...  (つづく)