2020.09.02 【抵抗器特集】北陸電気工業自動車分野で事業拡大
北陸電気工業は、極小チップから高付加価値チップまでチップ抵抗器を総合的に展開。特に成長戦略として取り組んでいる車載分野で事業を拡大している。
自動車向けでは、エンジンの制御回路向けにサージ耐性、耐パルス性に優れた耐サージ高電力チップ抵抗器、はんだ接合性に優れた長辺電極チップ抵抗器などが代表的。
耐サージ高電力チップ抵抗器は、特殊な保護材料、構造を採用することでサージ耐圧、耐パルス性に優れたチップ抵抗器。
長辺電極チップ抵抗器は定格電力を向上。6432サイズで2W、5025サイズで1W、3216サイズで0.5W。電極構造が長辺のため、はんだ接合は一般品に比べて約3倍。耐衝撃・振動を要求する自動車での使用に適する。
さらに長辺電極でハイワッテージタイプをラインアップした。3W、5Wの高電力を11×5ミリ、16×8ミリメートルサイズで実現した。
また、チップ抵抗器の硫化ポイントを特殊な材料で保護することで、硫化に強く、硫化発生による抵抗値断線を防ぐことができる耐硫化チップ抵抗器を供給する。低抵抗タイプやネットワークタイプなども耐硫化特性の製品を用意する。