2020.10.21 【名古屋ネプコン特集】東京ウエルズマルチ・モジュール外観検査装置を実機展示
TWA-MMVH
東京ウエルズは、ダイオード、トランジスタ、LEDなどの個別半導体、LCRなどの受動電子部品向けの端子塗布機、測定検査機、テーピング機メーカー。「名古屋ネプコンジャパン」に出展し、近年の電子部品の極微小化の傾向と、車載用途に代表される高信頼性・高品質化などの検査需要に応えるべくマルチ・モジュールハンドラ(外観検査装置)製品群の一つ「TWA-MMVH」を実機展示する。
TWA-MMVHはノズル搬送方式を採用し、複雑形状品の検査や搬送時に起こる製品同士の接触などを避けたいといったニーズに対応が可能。各構成ユニットがモジュール化されており、異なる製品供給(シート方式供給、パーツフィーダ供給、トレー供給方式)にも構成を組み替えて対応できる。排出部も同様に数種類のBIN箱への排出、トレーへの整列やシートへの貼り付け、テーピングとモジュール交換が可能となっている。
同社は外観検査装置において、ガラステーブル搬送方式を採用したTWA-4100シリーズで積層セラミックコンデンサを中心に、これまで多くのニーズに応えてきた。
TWA-MM*Hシリーズのラインアップ拡充により、異形部品と呼ばれるコネクタ、多端子モジュール、バッテリコネクタなど従来のガラステーブル搬送方式では対応できなかった製品形状の外観検査もカバーする。
車載用途の電子部品のように「高品質・高信頼性」が求められるケースにおいて、電気特性だけではなく外観検査が必須となってきていることを受け、特に自動車分野での市場拡大に期待する。
これまで外観検査装置における微小部品対応や検査処理の高速化などを進めつつ、幅広い形状に対する検査ニーズに、同社としてラインアップ充実により応えていく。
事業の基礎となる要素技術開発をさらに充実し、電子部品の非破壊検査などの新たな事業領域、商品領域にも取り組んでいる。