2020.11.18 日立とホンダ、自動車部品4社を1月に統合系列超えてCASE市場に挑む
日立製作所とホンダは18日、両社傘下の自動車部品メーカー4社が来年1月1日に経営統合すると発表した。国内の自動車部品業界では3位の売上げ規模になる。電気自動車や自動運転技術などの分野で開発競争が激化する中、系列を超えた合併で生き残りを目指す。
日立とホンダは昨年10月に経営統合することで基本合意していた。系列会社のケーヒン、ショーワ、日信工業の株式を公開買い付けして完全子会社化した上で、日立子会社の日立オートモティブシステムズを存続会社として3社を吸収合併。合併後の統合会社への出資比率は日立が66.6%、ホンダが33.4%とする。
統合会社の社名は「日立Astemo(アステモ)」。新設する事業ブランド「Astemo」の下で競争力の高い製品やソリューションを提供し、「CASE」に代表される自動車産業の変革期を巡る主導権争いに挑む。