2019.10.24 【次世代自動車用部品特集】KOA 高機能・高性能の受動部品提供

 KOAは、次世代自動車に向けて、高機能・高性能の各種受動部品を提供する。

 電流検出用抵抗器は、シンプルな構造の金属板シャント抵抗器として、最大245Aの電流検出が可能となり、最大電力12W、最小抵抗値0.2mΩのPSJ2に加えて、小型で最大電力9WのPSL2をリリースする。

 さらに、4端子構造のPSG4と小型のPSF4は、より高精度なT.C.R.プラスマイナス50×10-6/Kを実現している。

 同じく金属板のTLRシリーズは0.5m-20mΩ、抵抗値許容差1%、T.C.R.プラスマイナス50×10-6/K。寄生インダクタンスを極力排除しているため、高精度な電流検出が可能であり、2012サイズで1W、6332サイズで5Wと小型・高電力化によって最大77Aまでの電流検出が可能。

 また、金属板電極を採用した応力緩和構造のモールド型抵抗器SLシリーズも用意している。

 厚膜タイプの低抵抗チップ抵抗器では、100mΩ以下の低抵抗領域において、T.C.R.が最小プラスマイナス75×10-6/K-で高精度を実現したUR73Vシリーズと、長辺電極構造により高い定格電力を実現したWU73シリーズをラインアップした。

 高精度抵抗器の分野においては、厚膜抵抗体を用いたチップ抵抗器では従来困難とされていた、抵抗値許容差プラスマイナス0.1%、抵抗温度係数プラスマイナス25×10-6/Kの高信頼性厚膜チップ抵抗器・RS73シリーズをリリースする。

 薄膜抵抗レベルの優れた長期安定性を有する高信頼性品として、1608-3216サイズで、10-10MΩの幅広い抵抗値範囲を実現している。

【次世代自動車用部品特集】目次