2019.10.24 【次世代自動車用部品特集】ニチコン 導電性高分子アルミ固体電解コン「PCM」 125度8000時間を保証
ニチコンは、コンデンサ事業では導電性高分子アルミ固体電解コンデンサで、125度保証品では業界最長寿命の125度8000時間保証「PCM」を開発した。業界最高温度150度2000時間保証「PCZ」に定格電圧16/20/50/63V品を追加。低背品φ8×7Lミリメートルを含むサイズ拡充もした。導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサは、超高温度化対応の150度保証「GYD」を開発した。
アルミ電解コンデンサでも、チップ形で超高温度対応の150度2000時間保証を開発した。業界最小の105度2000時間保証品「UCM」に63/80V、高温度対応・低温ESR規定品の業界最高レベル125度2000時間保証「UCH」には50/63Vを追加。リード線形は最大40G耐振動加速度、135度高温度対応の新製品を「UXY」に追加した。
電気二重層コンデンサは、ドライブレコーダ、ドアロック解除システムなどのバックアップ電源用に「JUA」を加えた。フィルムコンデンサはモーター駆動インバータ平滑用にカスタム対応可能な「EM」をグローバルに供給中。
NECST事業は、EV・PHV・FCVと家庭をつなぐ系統連系型V2Hシステムのプレミアムモデルを6月に発売。9月にはスタンダードモデルの販売を開始した。自動車のトランクルームに収納でき、簡単操作とコンパクト性を実現した可搬型給電器パワー・ムーバーは、災害時の非常用電源やアウトドアユースで活用が進んでいる。9月に発生した千葉県の長期大停電時でも活躍。EV・PHV用急速充電器は、EV普及のための充電インフラに貢献している最小クラスのスリムタイプ10/25/35/50kWを取りそろえた。
【次世代自動車用部品特集】目次
- 車載用電子部品ビジネス、中長期での拡大めざす
- 自動運転車の開発動向 完全自動運転化へ車載5Gに照準
- 日本ケミコン AEC-Q200準拠の新製品揃える
- イリソ電子工業 業界最小クラス0.4ミリピッチBtoBフローティングコネクタ
- ニチコン 導電性高分子アルミ固体電解コン「PCM」 125度8000時間を保証
- KOA 高機能・高性能の受動部品提供
- トーキン ノイズ抑制シート「バスタレイド」車載仕様の提案本格化
- ホシデン レザー調静電容量式タッチセンサー開発
- スミダコーポレーション グローバル規模で設備投資継続
- 日本シイエムケイ プリント配線板の車載機器用の開発を進める
- 北陸電気工業 多彩な部品を供給
- 旭工芸 キャリアテープ、車載用SMD需要増など対応
- サガミエレク カーオーディオ用コイルなど伸ばす
- 立隆電子 アルミ電解コン、48V電源システム向け出荷開始