2021.03.05 「ラジオの証言~災害を語り継ぐ~」NHK・民放連が共同ラジオキャンペーン

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 日本放送協会と日本民間放送連盟ラジオ委員会は、NHK・民放連共同ラジオキャンペーン「ラジオの証言~災害を語り継ぐ~」を実施する。

 今年、東日本大震災の発生から10年を迎える。NHKと全国の民放ラジオ局はこれまで取材してきた災害現場の当事者の声を「ラジオの証言」として集めた特設サイト(https://radionoshogen.com/)を3月5日から来年3月31日の間、開設している。

 特設サイトには、昨年7月の豪雨で大きな被害を受けた熊本に連日、支援物資を届けた地元出身の元サッカー日本代表の巻誠一郎氏より時間の経過とともに変わる被災者のニーズについての話や、阪神・淡路大震災の際、外に出ようとした時にガラス片で足をけがしそうになった経験から「まずはベッドのそばにスリッパを置いておこう」というパーソナリティの減災の知恵の紹介など、様々な人たちの声が掲載されている。

 サイトには災害の種類や場所による検索機能を付加し、情報を探しやすくしている。4月中旬以降は、各局の看板パーソナリティが「あの時の災害とラジオ」について語るインタビューなども順次掲載していく。

 ラジオを聴く習慣のない人のために、ラジオ・radiko・らじる★らじるの聴き方も説明している。このキャンペーンが「ラジオを聴く習慣は、いざというときに役立つ」ことを知ってもらうきっかけになることを期待しているとした。