2021.03.16 ケーズHD 、子会社譲渡と組織変更
ケーズホールディングス(HD)は16日、携帯電話の仕入れや販売を行う連結子会社ケーズソリューションシステムズ(水戸市)のドコモショップ運営事業を、コネクシオ(東京都新宿区)に譲渡する事業譲渡契約を締結したと発表した。譲渡日は4月1日付。
ケーズはドコモショップを3店舗運営しており、携帯電話の販売などを行うコネクシオにそれらの事業を譲渡する。「携帯電話の売り方も変化し、一定の役割を終えた」(経営企画室)。なお、ケーズはソフトバンクやKDDIのショップは運営していない。
ケーズソリューションの売上げは20年3月期で378億円超あり、そのうちドコモショップ運営による売上げは10億円未満で、グループ業績への影響は軽微とする。家電専門店として経営資源を集中し、経営の効率化と合理化を図ることを目指す。事業譲渡後の4月30日にはケーズHDが吸収合併し、ケーズソリューションは消滅する。
ケーズHD内には4月1日付で、商品本部の下に「EC商品部」を新設する。これまでEC商品部は営業本部の組織下だったが、「ドライヤーといった理美容家電や消耗品などECに向いている商品も分かってきた。より商品目線で品ぞろえを充実させていく」(経営企画室)ために商品本部直下に変更した。