2019.10.31 【石油暖房機特集】コロナ「WZシリーズ」 消臭性能を高める
「WZシリーズ」
コロナは、消臭性能をさらに高めた石油ファンヒーターの最上位機「WZシリーズ」の提案を強化していく。
WZシリーズは、同社が展開する石油ファンヒーターの中でトップの消臭性能を実現している。
消火時にできるだけ火力を下げて最適制御し、臭気を低減する「クリーン消火」に加え、ノズル先端に残った灯油を吸引する「ニオイカットメカ」を採用。わずかに残った未燃ガスを浄化する「においとり触媒」を組み合わせた「プレミアム消臭『極』」を新たに搭載した。
さらに「ぴたっと消臭 気流ルーバー」と、臭いを背面に誘導して脱臭する「光触媒除菌・脱臭フィルター」の相乗効果で、消火時の臭いをスタンダードモデルに比べて約70%低減している。
省エネ性も優れている。上下2枚のルーバーで室温を均一な状態に近づけ、むらなく暖めることが可能。人の動きを検知して、火力を調整したり消火したりする省エネセンサーも備える。
「新ecoモード」では、設定温度が21度以上の場合、ecoキーを押すと自動で20度に切り替わり、省エネ運転を行う。部屋が寒いときは自動で風量を上げて温度むらを抑え、部屋全体が温まったら快適な室温をキープする。
WZシリーズに搭載された省エネ機能により、1シーズンの灯油代と電気代を最大約1万700円節約できるという。
大型表示パネルや灯油残量が分かるタンクモニターなどの見やすさや使いやすさも向上している。
同社は、オイルレスヒーターの自然対流形電気暖房機「ノイルヒート」を製品化するなど、暖房機器で新たな展開も進めている。独自ヒーターで空気を直接暖めるため、オイルヒーターよりも立ち上がりが早く、本体重量の軽量化を実現しているモデルになる。
こうした新ラインアップを武器に、石油暖房機と合わせて今シーズンの暖房商戦で拡販していく構えだ。
【石油暖房機特集】目次
- 今年度210万台超へ回復予想 快適性など高付加価値を提案
- コロナ「WZシリーズ」 消臭性能を高める
- ダイニチ工業「SGXタイプ」 3枚の動くフラップ採用
- トヨトミ 石油ストーブ対流型モデル コンセントが不要