2019.10.31 【石油暖房機特集】ダイニチ工業「SGXタイプ」 3枚の動くフラップ採用

「SGXタイプ」

 ダイニチ工業は、石油ファンヒーターの最上位機「SGXタイプ」で快適暖房を提案していく。

 SGXタイプは3枚の動くフラップ「快温トリプルフラップ」を採用。2枚の固定ルーバーと合わせて、温風が吹き上がりがちな小火力時でも、足元から部屋全体をむらなく暖めることが可能だ。

 暖かい空気は上昇しやすいため、風量が少ない小火力運転が続いた際には暖かさのむらにつながっていた。快温トリプルフラップはファンヒーターの燃焼量に応じて自動で角度を調整する。室内の温度むらが出やすい小火力時にはフラップを下向きにすることで、床をはうように温風が遠くまで流れる。

 従来の固定ルーバー搭載機種に比べると30度の温風の到達距離と床面温度30度以上のエリア面積が約30%アップし、暖かく過ごせる範囲が広がっている。

 着火時間35秒も実現し、素早い立ち上がりを可能にした。運転開始時に自動で火力をアップするオートターボ運転と組み合わせることで、寒いときも素早く部屋を暖める。

 操作パネルの傾斜は23.4度と、日本人の標準体型の男女の動きを考慮して設計されている。「操作する」「表示を見る」といった行為をあらゆる生活シーンから計算し、導き出したジャストアングルで、立った状態でも座った状態でもボタンが押しやすい。

 「秒速消臭システムプレミアム」を採用し、消火時の臭いを約40%低減。従来よりもバーナーの高温時間を長くすることで臭いのさらなる低減につなげている。

 省エネ性にもこだわっている。「ecoおまかせモードプラス」を使えば、室温変化に合わせて燃焼量を自動コントロール。好みの温度に設定しつつセーブできるので快適に節約できる。室温が設定温度より2度高くなると消火し、1度低くなると点火するなどの運転を行う。

 タンクは9リットルと大容量で、給油回数を少なくできるなど、使い勝手も高めている。