2021.05.26 【次世代自動車用部品特集】北陸電気工業多彩なラインアップ

 北陸電気工業は、自動車分野を成長戦略の一環と位置付け、チップ抵抗器からセンサー、モジュールまで多彩な車載用電子部品を供給している。

 耐アーク性チップヒューズ「AFCL-16-132」は、独自の素材、構造によって強力なアーク抑制特性を実現した速断タイプのチップヒューズ。1608サイズの小型低背でありながら、定格電圧が75Vと高電圧。さらに、優れた耐アーク性能により、過電流・過電圧が印加されても溶断時の発煙・発火の危険性が極めて少ないことが特徴。高電圧が加わる2次側回路の保護や、小サイズ・低コストが求められるセンサー回路の過電流・過電圧保護に最適な製品。

 抵抗器は、車載向けに高信頼性の高付加価値製品を伸ばしている。耐サージ高電力チップ抵抗器「PCRシリーズ」は、自動車用エンジンの制御回路などに最適。電流検出用途では、長辺電極チップ抵抗器で新たに高電力タイプ「WCR110/160」をラインアップした。発熱部から電極までの距離を短くできるとともに、大きな電力構造により、基板への放熱面積を広く取ることができる。

 センサー関連は、カーエアコン向けの湿度センサーで豊富な実績を持つ。さらに磁気センサーや気圧センサーモジュールなどMEMSを使った高機能センサーを提案している。

 プリント配線板は、メーターパネル用基板、実績豊富な摺動抵抗基板、ペーストスルーホール基板などの技術で、車載機器から電装関連まで対応する。