2021.06.03 インターネットイニシアティブクラウド型のID管理サービス強化

  インターネットイニシアティブ(IIJ)は、複数のクラウドサービスのIDを連携させ、一つのIDで利用できる仕組み(SSO、シングルサインオン)を提供する。

 クラウド型ID管理サービス「IIJ IDサービス」で、外部サービスとの連携や多要素認証に関わる機能を拡充、2日から提供を開始した。

 外部サービスとの連携では、SAML連携機能を拡張し、連携する各種クラウドサービスのID運用負荷を軽減する形でより容易にSSO連携が行えるようになる。

 多要素認証については、デバイス証明書認証機能における外部認証局(CA)との連携機能を強化し、新たにサイバートラスト社のデバイス証明書発行管理サービス「サイバートラスト デバイスID」に対応する。

 そのほか、FIDO2認証の統制機能を強化し、管理者のみによる管理端末制御や認証可能な端末種別を限定することで、より安全かつ確実にFIDO2認証を利用できる。

 同社は、「すべて信頼できない」ことを前提とするセキュリティーモデル「ゼロトラストネットワーク」を実現するための認証基盤としてIDaaS(Identity as a Service)を提供。現在、約4000社が利用している。今回、ゼロトラストを実現するサービス基盤として、機能を強化した。