2021.06.25 【空質商品特集】アイワジャパン空気清浄機「コノカ」 広い空間でオゾン除菌
「KO・NO・KA」OCP-1000
アイワジャパンは、HEPAフィルターで微粒子を捕らえるとともに、オゾンで除菌も行う大空間向け空気清浄機「KO・NO・KA(コノカ)」OCP-1000を提案していく。
最大60畳相当に対応。広い空間でも高い性能を発揮するために高さ140×幅83.3×奥行き30センチメートルと大型の筐体(きょうたい)を採用している。
オゾンを1時間当たり最大1500ミリグラム発生。センサーを駆使し、有人環境下ではオゾン濃度が0.1ppm以下になるように制御する。無人環境下では2時間で停止するタイマー設定で1ppm以下の濃度で運転するモードも用意した。
0.3マイクロメートルの粒子を99.97%以上捕集するHEPAフィルターは病院のクリーンルームにも使用されている高性能な製品。5000時間持ち、1日8時間使うと1年半ほどで交換になる。オゾン濃度を検知するオゾンセンサーも2年に1回程度交換する必要があるため、3カ月に1回程度はアフターサービスとして顧客をフォローしていく。オゾンセンサーの部品代は3万8500円(税別)。
コノカは、医療施設やホテル、食品加工工場、飲食店といった人が集まる空間や大空間に向けて提案を強化しているところだ。実機の貸し出しなどにより、導入を検討している施設も多い。
5月中旬に発売して以来、医療施設関係を中心に既に複数の導入が決まっている。小型のオゾン発生装置は市販されているものの大型品はなく、感染症対策として差別化できると踏む。
オゾン発生器の製造や組み立ては全て国内メーカーが担っている。「メード・イン・ジャパン」を訴求し、高品質をウリにしていく構えだ。価格は120万円(同)。