2019.11.13 【Inter BEE特集 各社ブースみどころ】東芝インフラシステムズ

ビデオサーバー「VIDEOS core」

次世代送出システムを中核に展示

 東芝インフラシステムズは、次世代の放送技術の到来を視野に入れて開発を進めているソリューションの次世代送出システムとテレビ送信機関連を中核に展示を行う。

 また、これからのクラウド時代を見据え、マスターシステムを従来のオンプレミス構築からクラウド構築の可能性を模索すべく、アプリケーションの仮想化の構築およびクラウド上での構築の開発成果も披露する。

 次世代送出システムでは、昨年同様に送出設備の核となるビデオサーバー「VIDEOS」シリーズの最新機種「VIDEOS core(core)」を訴求。coreをシステムアプリケーションで動作させたイメージとそのマスター運行監視イメージを紹介する。常に顧客の声に耳を傾けて開発に取り組んできた同社は、今回もより多くの顧客の意見を集め、さらなる顧客のニーズに応えていく方針だ。

 クラウド構築と親和性の高い伝送路のIP化にも積極的に取り組んでおり、同社開発のIPGWも出展する。局内伝送路のIP化をどこまで実施すべきかなどを来場者と積極的に意見交換し、今後の局内伝送路のIP化に取り入れていく考え。

 送信ソリューションではテレビ送信機、リモコン装置、テレビ中継装置、IF TTL装置と、地上放送に必要な各ソリューションを出品。顧客が安心して採用できる信頼性の高いソリューションを提案する。送信関連では現行放送のソリューションのほか、地上放送の高度化に対応する変調・復調技術も訴求。同社は次世代に向けた取り組みを進め、顧客により安心感を提供できるよう努めている。

 今年も東芝グループの放送事業に関わる部門が集結した展示として、スタジオ用LED照明器具や舞台用LED照明器具、取材用カメラの記憶媒体では情報漏えい防止機能付きSDメモリーカードを出品。同社の最新技術を駆使した映像解析技術による顔認証AIソリューションやスポーツ映像解析AI、自治体向けに展開しているタイムライン支援システムを出展する。

【Inter BEE特集 各社ブース見どころ】目次

放送機器メーカー各社 4K8Kなどキーワード AIなども積極取り組み
パナソニック システムソリューションズ ジャパン
池上通信機
●東芝インフラシステムズ
ミハル通信
朋栄
カナレ電気
営電
映像センター