2019.11.13 【Inter BEE特集 各社ブース見どころ】池上通信機

4K/HDマルチパーパスカメラ「UHL-43」

 4K/HD映像制作の効率化提案

 池上通信機は、「Advanced Broadcast Experience」をテーマに、4K/HD番組制作に向けて「12G-SDI」「IP」「HDR」による、最先端映像技術で実現する新たなシステムソリューションを訴求する。

 ブースでは、新たに開発した2/3型4K 3COMSセンサー採用の4K/HDマルチパーパスカメラ「UHL-43」を展示。同カメラは、ワンピースタイプのコンパクト設計でパンチルトシステムのほか、情報カメラ用途に最適なカメラ。今回はカメラシステムの一つの提案として、将来的な遠隔地からのリモート操作もイメージした展示で、ロボットを使ったデモを行い、映像制作運用の効率化を提案する。

 そのほか、4K/HDスタジオカメラシステム「UHK-435」や2/3型4K COMS3板式カメラシステム「UHK-430」なども展示。4K HDR/HDのサイマル運用に対応した、カメラコントロールユニット「CCU-430」や、新たにオプションとしてMoIP GWモジュールを披露。CCU-430に付加するだけでIPシステムカメラとして運用が可能だ。

 4K/HDマルチフォーマットLCDマスターモニターのハイエンドモデル「HQLM-3125X」を中心としたラインアップや4K/12G-SDI対応マルチプラットフォームの新周辺棚板「OnePackⅡ」シリーズなどを展示。

 4Kライブプロダクションスイッチャ「MuPS-5000」シリーズに、新開発の4K/2Kハイブリッド大型ルーティングスイッチャ「UHSM-220×220」が加わり、4K/2Kサイマルキャストソリューションを提案。

 伝送コーナーでは、4K/IP伝送対応FPU装置「PF-900」などを展示。本装置は4K/2K両用コーデックを搭載しており、既存の設備を変更することなく、4K伝送やIP伝送を可能にする。また、今回新たに「ARIB B71」規格にも対応することになり、より高画質な4K素材伝送も可能になった。

 他社との特別共同展示として、本格的な広域のネットワークを構築し、映像・音声・インカム・監視を網羅した総合的な「リモートプロダクション」と「リソースシェア」を体験できる、IPリモートプロダクションネットワークのデモを行う。同社は、積極的に取り組んでいるIPシステムを訴求する。

【Inter BEE特集 各社ブース見どころ】目次

放送機器メーカー各社 4K8Kなどキーワード AIなども積極取り組み
パナソニック システムソリューションズ ジャパン
●池上通信機
東芝インフラシステムズ
ミハル通信
朋栄
カナレ電気
営電
映像センター