2021.08.23 【電波時評】コロナ禍のセキュリティー対策を考える

 あるIT企業はコロナ禍でテレワークを推進し、今年オフィスの床面積を3分の1にしたという。しかし、必ず出社する者があるのだそうだ。その理由は部署ごとに電話番を置いているためなのだとか。

 幹部に尋ねると「相手のあることで致し方ない」と言うが、「自宅で使える音声通話システムの導入を待って検討したい。しかしセキュリティーが心配」と続ける。この期に及んでなお「検討」や「心配」とは随分と余裕のある会社なのだろう。

 ...  (つづく)