2021.09.14 25年の大阪万博で「空飛ぶクルマ」実現へスカイドライブが大阪府、大阪市と連携協定
左から吉村大阪府知事、福澤CEO、松井大阪市長
「空飛ぶクルマ」の開発を進めているSkyDrive(スカイドライブ、東京都新宿区、福澤知浩CEO)が14日、大阪府、大阪市と「空飛ぶクルマ」の実現に向けた連携協定を締結した。大阪市で開催される、2025年日本国際博覧会での実証・実装の実現を目指す。
今回の協定締結には、福澤CEOのほか、吉村洋文大阪府知事と松井一郎大阪市長が出席。都道府県の中でも、民間・行政含め、「やってみなはれ」と、全体で新しいことに取り組む大阪の姿勢と、同社の意向が合致し、連携が実現した。
大阪湾岸エリアは、万博のほかにUSJや海遊館があり、インバウンド需要が期待できる。また、これらの商業施設間にアクセスの良い道がないため、それらをつなぐ空の道としての空飛ぶクルマの活用を目指す。
「湾岸エリアで実用できれば、エンタメ面だけでなく、利便性向上にもつながる」と、福澤社長は力を込める。今後は、協定締結に際して、10月には実証実験、年内にはセミナーイベントをするなど、一般に向けての認知度も高めていく。
松井市長は「大阪は作れないものはないと言われるほど中小企業の技術力が高い。クルマの進化に向けて、協力できるだろう」と話す。
吉村知事は「2025年の前に、大阪で実際に人を乗せて飛んでもらえたらと思う」と話すなど、空飛ぶクルマの実現に期待をかけ、大阪挙げて協力していく考えを示した。