2021.10.29 田中あいみ 「孤独の歌姫」で来月デビュー2019年「日本クラウン 演歌・歌謡曲新人歌手オーディション」でグランプリ

自慢のロングネイルを見せる田中あいみ

11月10日発売の「孤独の歌姫(シンガー)」11月10日発売の「孤独の歌姫(シンガー)」

 2019年「日本クラウン 演歌・歌謡曲新人歌手オーディション」でグランプリを受賞した田中あいみが、11月10日に「孤独の歌姫(シンガー)」で日本クラウンからデビューする。師匠の細川たかしに教えを請いながら、「スーパースター」を目指して前進していく。

 「ソウルフルボイス」がキャッチコピーの田中は、幼少期から両親の影響で歌謡曲に触れる機会が多く、最初に覚えた歌は桂銀淑の「すずめの涙」だった。田中は「3歳のときに父に連れられて行ったスナックですずめの涙を歌っていた」と振り返る。

 小学3年から歌謡サークルに所属。中学3年になると数々のカラオケ大会などに出場するようになった。高校2年ごろから本格的に歌手になるためレッスンに励んだ。「昭和のかっこよさに魅了され、歌謡曲ばかり歌ってきた」という田中だが、一方で「歌謡曲に嫌な思い出もある」とも。

 中高生のころは友人とカラオケに行くことが多かったが、田中が歌謡曲を歌い始めると次々に友人たちが離席。「みんながドリンクを取りに行ってしまい、よく一人で部屋に取り残された」(田中)。今では友人から「本当に夢をかなえる人っているんだ…」と言われたと笑顔を見せる。

師匠・細川たかしも太鼓判
歌謡界を驚かす新人

 師匠の細川は、田中の魅力を「個性的な声と魅力的な高音を合わせ持ち、歌唱力も素晴らしい」と絶賛し、「歌謡界を驚かす大型新人」と期待を寄せる。田中は細川や兄弟子の彩青とともに食事をすることも多く、「家族の団らんのようにアットホームな空間。師匠に負けないぐらい私も飲みます!」と明かした。

 デビュー曲のジャケット写真は、バイクとレザーの衣装が印象的だ。田中は「かっこいい女性にあこがれる。10センチメートルの高いヒールとロングネイルはこれからも続ける」と話す。日頃から高いヒールを履き慣らすほか、1カ月に一度のまつ毛エクステ、3週間に一度のネイルサロンと、ビジュアル面でもかっこよさの追求を続ける。

大舞台での歌唱が夢
スーパースターを目指す

 目標を聞くと「日本を代表するスーパースター」ときっぱり。「東京オリンピックの開会式で国歌を歌ったMISIAさんのようになりたい」と大舞台での歌唱を夢見る。活躍の場は歌だけに限らず、「バラエティー番組など、いろいろ挑戦したい」という。

 幅広く活躍するスーパースターを目指して、「レコード大賞新人賞とNHK紅白歌合戦出場も果たしたい」と歩を進める。