2021.11.03 マイクロ水力発電システム普及に全力ダイキン、全国の水道施設などに提案

DK-Powerのマイクロ水力発電システム

 ダイキン工業は今後の成長戦略の柱の一つとして、「カーボンニュートラルヘの挑戦」を掲げ、省エネ商品・ソリューションの普及に力を入れるとともに、新事業にも力を入れていく。

 その新事業の一つが「マイクロ水力発電システム」だ。同社が2017年に設立した子会社のDK-Power(大阪府吹田市、松浦哲哉取締役社長)が普及に取り組み、今後全国の水道施設などをメインターゲットに導入提案に力を入れている。

 現在、すでに全国の水道施設に、予定も含め46カ所への導入が決まっており、「25年には100カ所以上へと拡大したい」(松浦社長)と話す。

 大型の水力発電に加え、ミニ水力発電やマイクロ水力発電といった、小さな水力発電システムの普及も図ることで、今まで無駄にしていたエネルギーを有効利用できる。再生可能エネルギーの普及拡大は、日本全体が目指す50年「カーボンニュートラル」に向け、重要な取り組みといえる。

 大型の水力発電と異なり、今までマイクロ水力発電(出力100kW以下)が普及しなかったのは、小さい水流から効率よく発電できるシステムの開発にコストがかり、発電量に対して見合わなかったからだ。

 同社のマイクロ水力発電システムは、ダイキン工業のモーター技術やインバーター技術を応用し、高効率で低コスト、省スペースのシステム開発に成功しており、導入しても十分に採算が見合う。

 特に自治体向けには初期投資不要で設置し、さらに固定価格買取制度(FIT)で得た売電収入を一部還元するといった、導入しやすいビジネスプランも作っており、今後さらに導入に拍車をかけていく。