2021.11.11 四国8月鉱工業 生産指数91.62カ月ぶり上昇

 【高松】四国経済産業局は8月分「四国地域の鉱工業生産動向」を明らかにした。鉱工業指数は前月比では、生産は2カ月ぶりの上昇、出荷は4カ月ぶりの上昇、在庫および在庫率は2カ月ぶりの低下となった。前年同月比では生産および出荷は5カ月連続の上昇。在庫は12カ月連続で低下、在庫率は2カ月ぶりの低下となった。

 生産は前月比0.1%増(前年同月比10.8%増)となり、生産指数は91.6となった。業種別にみると、化学・石油石炭製品工業、その他工業、鉄鋼業が上昇し、汎用(はんよう)・生産用機械工業、輸送機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下した。

 出荷は、前月比4.4%増(同11.3%増)。業種別にみると、化学・石油石炭製品工業、非鉄金属工業、繊維工業などが上昇し、輸送機械工業、汎用・生産用機械工業、電気機械工業などが低下した。

 在庫は、前月比2.9%減(同4.9%減)。業種別にみると、非鉄金属工業、化学・石油石炭製品工業、食料品工業などが低下し汎用・生産用機械、プラスチック製品工業、窯業・土石製品工業などが上昇。在庫率は、前月比26.0%減(同22.0%減)となった。