2019.12.06 共鳴トンネルダイオードのテラヘルツ波検出感度 大阪大とロームが1万倍を達成

 大阪大学はロームと共同で、テラヘルツ波の検出が可能な小型電子デバイス、共鳴トンネルダイオード(RTD)において、テラヘルツ波の検出感度を大幅に引き上げ、1万倍に向上させた。

 5Gを超えた超高速無線通信の実現を目指し、より高い周波数の電磁波、テラヘルツ波に関する研究が進む。大阪大学とロームの研究グループは11年、世界で初めてRTDと呼ばれる小型の電子デバイスでのテラヘルツ無線通信に成功し、世界に先駆け研究開発を行ってきた。  (つづく)