2022.01.17 1月19日は「空気清浄機の日」コロナ禍続き需要旺盛

店内で「ジアイーノ」など空気清浄機を実演(佐賀県のユーデン松下)

 1月19日は「いいくうき」の語呂合わせで「空気清浄機の日」。2006年に日本電機工業会(JEMA)が定めた。続く新型コロナの感染拡大で空気質への消費者の関心は依然高く、各地域電器店でも空気清浄機や換気装置の需要が旺盛で、商材として力を入れている。

 パナソニック系のユーデン松下(佐賀県鳥栖市、松下義孝社長)では「ジアイーノ」の販売が好調。コロナ禍となってから、一度購入したお客が増台するケースも多く「1台使ってみて良かったからと、別の部屋に2、3台目を入れてくださるお客さまが多い」と話す。

 店ではジアイーノが作動していることを示すオリジナルポスターも作成。ピアノ教室や歯科医院などにそのポスターが用いられ、好評だという。

 ナショナルヤガタ(名古屋市千種区、矢形修己社長)は、ウイルスの不活化や脱臭に役立つとするジアイーノやナノイーXが、ホテルや福祉施設、企業への導入実績が一定数あったが、コロナ後は大幅に増加した。スタッフや利用者から「安心できる」「たばこ臭がしなくなった」などの声が届いている。

 同社は商品を販売するだけでなく、機能を発揮するためのメンテナンスも重視。ブログをはじめチラシ、おもてなし通信、手書きポップを用いて、掃除や加水など適切な手入れ方法を伝えている。

 空気清浄機だけでなく、エアコンや加湿器なども合わせた提案で空気質向上の需要に応える地域店も。

 東芝ストアーの早川電化(京都府宇治市、早川尚希社長)は、空気清浄機や空気清浄機能付きのエアコンが好調。新型コロナが流行し始めた時から、安定して引き合いがあるという。同店は「換気扇の設置依頼もあるが、付帯工事が必要で設置場所も限られるため、手軽に使える空気清浄機などを薦めている」と話す。
(18日付電波新聞と電波新聞デジタルで詳報します。)