2022.01.19 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】みどころ/事業戦略 東京ウエルズ
5G RF測定テーピング機MMVH003
5G RF測定テーピング機を出展
東京ウエルズは、ダイオードやトランジスタ、LEDといった個別半導体、LCRなど受動電子部品向けの端子塗布機、測定検査機、テーピング機メーカー。「ネプコンジャパン」に出展し、主力ラインアップであるテーピング機「TWA-6604D」、外観検査装置「TWA-4101」に加え、5G RF測定テーピング機の「MMVH003」を展示する。
同社は、小型チップ部品の外観検査、特性検査、テーピング機を主力商品と位置付けて、さまざまな用途で需要の高まる電子部品の製造・検査工程における省人化に貢献している。
外観検査装置は、コンデンサー、インダクター、抵抗チップなどの外観不良を前後、上下、左右の全6面で検査する。
近年ではAI(人工知能)搭載モデルの拡販が進んでおり、専門知識と長い習熟期間が必要だった検査アルゴリズム作成業務の簡素化と、過剰検出品(本来ならば良品である個体の不良品判定〈業界用語でオーバーキル〉率)の低減効果が期待されている。
テーピング機は、幅広いチップ部品に対応して多くの出荷実績があるTWA-6604Dをオートリールチェンジャー「TWA-6310A」とセットで展示。5000個/分の処理能力に、自動でテープの巻き取りとリール交換を行うオプション製品を組み合わせることで、省人化の課題を解決する。
また、これまで培ってきた搬送技術を基に、高周波測定に対応したテーピング機を新たなラインアップとして展開。荷重コントロールによる計測や、電極位置に合わせた製品位置補正機能などの特長を備える。
今後は主力製品の処理能力向上によって、検査技術の高品質・高信頼性を高いレベルで実現することが基本戦略となる。一方で新たな検査需要に応えるべく、製品群の拡充を強化する。