2022.07.28 【半導体/エレクトロニクス商社特集】岡本無線電機技術力で高品質サービス提案、超スマート社会に貢献
岡本 社長
岡本無線電機は、今年度からの中期経営計画コンセプトとして「Take one step together and transform for realizing the super smart society」を掲げた。
全社一丸となり、確かな品質と技術力を備え、「お取引先さまと共に未来を考える企業を目指す」(岡本崇義社長)。
4~6月の状況は、前期と同様に順調に推移している。車載関連向けなどの需要が継続して堅調だ。受注残の金額も、緩やかながら増えているという。7月の足元の状況も4~6月の状況が継続している。
海外については「4~5月の上海のロックダウンの影響が大きかった。生産面で現地の状況が戻っているものの、輸送面で追い付いていない状況も一部続いている」(岡本社長)。
一方、モノづくりの拠点がASEANへとシフトする中、同社のASEAN拠点のサポート力が重要になってきた。
同社はASEANではタイ、マレーシア、ベトナム、シンガポールに拠点を構えており、「ASEANにモノづくりがシフトしていってもサポート対応が可能になっている」(岡本社長)。
岡本社長は「当社は電子部品の供給だけでなく、自社の技術力を強化し、ユニット製品やネットワーク、サービスをお客さまに高い品質で提案、提供している。この活動により、超スマート社会(Society5.0社会)に貢献できる企業を目指している」と話す。
同社では「車載」「医療」「環境」の3分野を重点分野と位置付け、取り組みを強化してきた。この活動を海外でも水平展開し、現地法人間で情報共有、連携強化を図っている。「変化が激しい状況だが、皆で知見を持ち寄り、課題に対応することが重要」と岡本社長は強調する。
今後も健全な危機感を全員で共有し、社内の変革を目指す。