2022.08.08 アナログ半導体やコネクタで「この指とまれ」もホンダロックなど買収、Tier1強化方針のミネベアミツミ

 「(自動車の)日系主要社とのプラチナチケットを入手できた形。ありがたい」。

 ホンダ子会社のホンダロック(宮崎市)のほか、本多通信工業など有力コネクター2社、計3社の子会社化方針を矢継ぎ早に発表したミネベアミツミ。先週末の決算発表会見で貝沼由久・会長兼社長が取り組みや今後の方針について表明した。Tier1ビジネス強化が柱の一つになりそうだ。

 M&Aも活用して、同社の掲げる「相合」(そうごう=相い合わせる)を進め、社会課題対応も強化する。

 さらに、コネクターやアナログ半導体分野での糾合の取り組みも示唆した。「日本の技術をきちんと伝承し、日本のために頑張りたい。アナログ半導体もコネクターも、大きくない企業が多くあり、群雄割拠。この指とまれではないが、ベースをつくり、存在感を高め、仲間をつくりたい」。新本社のイメージも語った。
(9日付電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)