2022.09.08 【業務用無線特集】 アルインコ 初の車載対応の小電力無線機
基地局用特定小電力トランシーバー「DR-PM300SE」
遅延なく重機などに最適
アルインコは3月に車載・基地局用特定小電力トランシーバー「DR-PM300SE」を発売した。同社初の車載対応の特定小電力無線機で、アンテナを含む無線部と車載無線機型の操作部を5メートルのセパレートケーブルで接続可能。アンテナを車両や建屋から外に出すことで通話エリアを拡大でき、重機やクレーン車などに最適だ。建物内で基地局としても使用できる。
アンテナと操作部を5メートルのセパレートケーブルで接続できるだけでなく、操作部のフロントパネルも別売のセパレートキットなどを使っての分離が可能。直感的に操作できる日本語表示ディスプレーなども採用し、操作性を高めた。
重機などの作業に必要な同時通話モードは2/3/4者間、交互通話は単体中継のほか連結中継にも対応。遅延がなく、リアルタイムな情報共有が行える。重機、クレーンなどの同時通話や交互通話の基地局に最適なトランシーバーとして、ヘルメット・作業帽用ヘッドセット型特定小電力トランシーバー「DJ-PHM20」、特定小電力トランシーバー「DJ-P300」などを用意。DJ-PHM20は2/3/4者間、DJ-P300は2/3者間での同時通話ができる。
スタンドマイクやアンテナ部には取り付けしやすいマグネットマウント基台付きフレキシブルタイプを採用。磁石で簡単に取り付けられ、施工も簡単だ。
また、最新のノイズキャンセル回路を内蔵。騒音下で送信信号に乗るバックノイズを軽減する。音声出力は内蔵スピーカーで2Wと大音量で、イヤホン無しでも情報を取得できて作業に集中しやすい。別売のBluetoothワイヤレスマイクも使用できる。
耐震はJISの車載機器の振動規格をクリア。無線部はIP65/66/67で耐じん・耐水・耐浸仕様。