2022.09.28 【関西エレクトロニクス産業特集】パナソニック 新環境コンセプト推進を加速 30年までにCO₂排出ゼロへ

RE100ソリューション実証施設「H2 KIBOU FIELD」(滋賀県草津市)

 パナソニックは「経営基本方針」の実践により、仕事やくらしのウェルビーイングを追求するとともに、サステナビリティー経営を徹底していく。

 理想社会の実現に向け多様な社会課題に正面から向き合う中、とりわけ喫緊の課題である気候変動を含む地球環境問題の解決に対しては、グループ全ての事業で最優先で取り組む方針だ。

 このため、2030年までに全事業会社のCO₂排出実質ゼロや50年までに現時点の全世界のCO₂総排出量の「約1%(≒3億トン)」以上の削減インパクトを目指す、新たな環境コンセプト「Panasonic GREEN IMPACT」を発信。グループ全体で推進を加速していく。

 特に使用エネルギーの大きい照明および空調・換気では30~40%の省エネを早期に図る。またヒートポンプ式温水暖房やコージェネ、車載電池の普及拡大、水素活用におけるRE100ソリューションの展開など、多岐にわたる製品の省エネ・環境ソリューションを強化する。

 仕事やくらしのウェルビーイング実現に向けては選択的週休3日制の導入や、女性管理職を30年までに30%に高めるなど、幅広い取り組みを推進する。