2022.11.02 【ケーブルテレビ特集】シンクレイヤ FTTHシステムを中心に提案

XGS-PON ONT SGP300B

XGS-PON OLT MA5800-X7XGS-PON OLT MA5800-X7

 消費者ニーズが、これまでの多チャンネル放送からOTTによる動画配信サービスへと変化する中、さらに放送のIP化も限定的ではあるが、普及の兆しを見せ始めている。

 一方、新型コロナ禍により加速された新しい生活スタイルや働き方は、メタバースや仮想現実(VR)の技術の発展と共に今後も進化を続けると考えている。これらに共通して重要となるのが、基盤となる通信インフラであり、これまで以上に高速性や安定性が求められることだ。

 シンクレイヤでは、このような環境変化により急速に普及が進むFTTHシステムを中心に提案を行っていく。

 同社の強みは、多様化する加入者のニーズにケーブルテレビ事業者が柔軟に対応できるよう、メンテナンス性/強靭(きょうじん)性、既存のHFCとの共存やマイグレーション需要に応える多種多様なソリューションに加え、これらを一元的に管理できる統合管理システムを提供していることである。

 特にFTTHの最大の強みである高速通信ソリューションでは、GPONおよびEPONのどちらにおいても10ギガbpsの高速通信に対応したOLT/ONT・ONUをラインアップし、事業者ごとに異なる地域性や投資規模といった諸条件に応じた最適なソリューションを柔軟に提案する。

 また、さらなる付加価値向上を目指し、自社開発製品のバリエーションや上位ネットワーク接続設備の展開を図る。ケーブルテレビサービスに必要なソリューションを多数取りそろえ、ワンストップでケーブルテレビ事業者に提供するとともに、サステナビリティーにも注力し、事業者が抱える今後直面する課題解決と消費者が真に求めるネットワークの構築を通じ業界の発展に努めていく。

 同社は、10月7日に開催された日本CATV連盟東海支部が主催する「ケーブルフェスタ2022」のBtoB展示会(ホテル名古屋ガーデンパレス)に出展した。

 同社ブースでは、10G対応PON端末のXGS-PON ONT SPG300B、10G-EPON ONU SXEP100B、局間伝送のWDM装置SCNS-6001-A02などを展示。

 参考出展のリチウムイオン蓄電池搭載無停電電源装置として、UPSモジュールDPU30A、リチウムイオン蓄電池モジュールDBU50B、電源供給器SPS-A6030Uも披露した。