2022.11.04 韓国への投資、1~9月で過去最高の215億ドル 半導体など好調

対韓投資の傾向などが披露された催し

 韓国では今年、海外からの直接投資(FDI)が好調に推移している。投資額は9月までの累計で215億2000万ドル(約3兆円)と、前年比18.2%増。同期では過去最高となった。

 半導体や電池関連が特にけん引しているといい、アプライド・マテリアルズの半導体製造装置のR&Dセンターなどが、明らかにされている。

 特に、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が9月に訪米した際、投資家ラウンドテーブルで米国企業から投資が表明され、押し上げているようだ。

 背景には、コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻など地政学的な課題の中、サプライチェーンや物流網のリスクを避けるため、生産の現地化が進んでいる事情があると、政府当局幹部は説明する、

 電池や半導体、バイオ、EVなどハイテク分野で事業を展開する海外企業を中心に、今後も同じトレンドを見込む。

(7日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)