2022.11.16 【Inter BEE特集】営電 送信機のC/N・BERなど測定 「電波監視モニター」デモ紹介

MMT/TLV/TS記録・再生装置「ストリームボックス(1710A)」

 営電は、長年培ってきた高周波、アナログとデジタル技術により、「全世界デジタル・アナログ放送方式対応」をテーマに、放送・通信分野における業務用伝送機器の多彩な製品を展示する。

 ブースでは、TV/FMラジオ放送関連製品を多数展示。送信機のC/N・BER・中心周波数・伝送遅延時間などを監視・測定する可搬型「電波監視モニター」、入力されたTSにパケット異常が検出された時にダミーパケットを付加できる「パケット補完機能付きTS調整装置」、放送TS中のNSI情報を書き換えられ、遅延時間測定用のACデータの生成が可能な「NSI/ACインサータ」、新4K8K衛星放送のMMT/TLV形式、BS/広帯域CSデジタル放送や地上波デジタル放送のTS形式のストリームの記録と再生が可能なMMT/TLVとTSの記録・再生装置「ストリームボックス」、既存放送局のSDI回線を利用した大容量伝送を可能とする超高速伝送装置「SDI-Hyper」などをデモ展示する。

 また、FM直線検波器とステレオ復調器と変調器を1筐体(きょうたい)で実現し、自動測定用パソコンアプリやIF(10.7メガヘルツ)入出力オプション搭載が可能で、FM送信機の各種特性が測定可能な「FMラジオモニタ/アナライザ」も披露する。

 RF信号(電波)の記録と再生が可能なRFキャプチャ&プレイヤーのラインアップを展示。小型・軽量で低価格を実現する「小型RFキャプチャ&プレイヤー」と、世界初の1筐体で4系統のRF信号を記録・再生可能な「4ダイバー対応RFキャプチャ&プレイヤー」を提案。受信機の試験、受信状況の調査や受信障害の原因究明、解析用などに最適だ。

 そのほか、4K・8K衛星放送対応装置として、TLVストリーム再生部、フレーム構成・符号化変調部、アップコンバーター部を1筐体で実現した「ISDB-S3(高度化BS)信号発生器」と、1台でTLVストリーム生成とMMT/TLVストリームの解析や受信機能もオプション搭載可能な「MMT・TLVステーション」も昨年に引き続き展示。

 さらに、今後の地上デジタル放送での4K/8K放送を見据えて「地上放送高度化再多重化試作装置」「地上放送高度化試作変調器」「インパルスノイズ信号発生器」とスペアナを接続したデモ展示も実施する。