2020.01.17 WOWOW、優位性生かす

説明する田中社長

コンテンツと同時配信に力

 WOWOWは16日、今年初の定例会見で、20年3月期第3四半期(19年4-12月)の累計正味加入件数について、前年同期比1.5%減となる約285万件で純減だったと発表した。

 田中晃社長は「視聴スタイルの変化や動画配信サービスなど、お客さまの視聴の選択肢が劇的に増えたのが要因の一つだ」と語った。同社は総合編成チャンネルや放送および配信の両方の伝送路を持っている。

 田中社長は「厳しい数字を背負っての20年を迎えたが、プロダクションや制作者などと長年にわたって築いてきた良好な関係や、何より285万契約数を持っている当社は、まだ優位性は揺るがないと確信している。その優位性を存分に生かして戦う20年にしたい」と決意を固めた。

 今年度はオリジナルコンテンツの強化と新規開発、電波による放送とネットにおける同時配信の2点に注力していく方針。「今後もお客さまの期待をさらに超える、魅力あるコンテンツの提供と、多様化していく視聴スタイルに対応していく」(田中社長)とした。