2022.12.06 【電波時評】後絶たぬサイバー犯罪、技術力で対抗を

 大阪府の総合病院の電子カルテがランサムウエア(身代金要求型ウイルス)を受けて破壊されるなど、企業や医療機関をターゲットとしたサイバー攻撃の被害が後を絶たない。1年前には徳島県の町立病院が約2カ月にわたって機能停止に追い込まれたことは記憶に新しい。

 暗号資産のビットコインの支払いを求めるサイバー犯罪集団による犯行とみられ、標的もこれまでの大企業にとどまらず、命を扱う病院まで狙うように悪質化している。

 サイ...  (つづく)