2022.12.22 【電波時評】生産性向上には人への投資も重要

 日本生産性本部「労働生産性の国際比較2022」によると、2021年の日本の一人当たりの労働生産性は経済協力開発機構(OECD)の加盟38国中29位だった。

 各国がコロナ禍でも経済の正常化を進めた一方、「日本では各種の社会経済活動の制限・自粛が続き、実質経済成長率が伸び悩んだ」ことが労働生産性に影響し、諸外国との差が拡大したとする。興味深いのは一人当たりの労働生産性が最も高かったアイルランド。法人税率などを低く抑えて多国籍企業...  (つづく)