2023.01.07 メタバースで初詣気分 自宅にいながら新年を祝う

「メタバース初詣」(提供=リプロネクスト)

メタバース内で賽銭を入れる体験も味わえる(提供=リプロネクスト)メタバース内で賽銭を入れる体験も味わえる(提供=リプロネクスト)

参拝気分を盛り上げる屋台も用意した(提供=リプロネクスト)参拝気分を盛り上げる屋台も用意した(提供=リプロネクスト)

  自宅にいながら家族や友人と初詣気分を味わいたい――。そんな要望に応える企画「メタバース初詣」が2023年の元旦に登場し、注目を集めている。仕掛けたのは、地域や企業の魅力の発信を後押しするITベンチャーのリプロネクスト(新潟市西区)だ。

 同社は、インターネット上に構築した3D(3次元)の仮想空間「メタバース」に神社を作り、メタバース初詣として無料公開した。期間は31日まで。

 新型コロナウイルスとの闘いが続く中、感染リスクを気にせず初詣気分を味わってほしいという思いで企画した。訪問数は1月5日時点で1300回以上に達し、反応は上々だ。

 具体的には、パソコンやスマートフォンからアクセスし、初詣を疑似体験できる手軽さが売り。アバター(分身)となって空間内を自由に歩き回れる。

 メタバース神社の社殿の前に用意したのが「5円玉」。それを「お賽銭箱」に入れ、参拝気分も満喫できる。さらに、鳥居を選んで23年の運勢を占う「おみくじ鳥居」を用意したほか、屋台が並ぶ広場で乾杯し新年を祝うことも可能だ。

 今回の空間は、簡単にバーチャル空間を作成できるNTT提供のプラットフォーム「DOOR」を用いて制作したという。

(10日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)