2023.03.23 ドイツと台湾、半導体などで協力 閣僚が台湾を26年ぶり訪問 中国依存見直しも

署名のもよう。右端が同相

 ドイツの科学政策などを担当するシュタルク・ワツィンガー教育・研究相が今週、台湾を訪問し、半導体研究などで意見交換、協力の協定を結んだ。独閣僚の訪台は26年ぶり。中国との関係強化を進めてきたが、ショルツ政権では貿易や希少資源調達などで関係見直しも進められており、今回の訪台もその一環のもようだ。

 同相は教育・研究省を担当。台湾の国立科学技術評議会(NSTC) 側の招きを受けて20日から訪台。半導体関連の研究施設を視察するなどした。

 ドイツと台湾は今回、双方間の協力へ向けて科学技術協力協定(STA)に署名。半導体や水素、電池、人工知能(AI)などのさまざまな分野での協力に焦点を当て、協力や交流を促進するとしている。(台北支局)

(24日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)