ウクライナの反転攻勢が注目されているが、ウクライナと日本の両国はこのほど、デジタル分野の相互協力に関する覚書を結んだ。河野太郎デジタル相が、ウクライナのミハイロ・フェードロフ副首相兼デジタル相とオンライン会談。ウクライナは、国民のIDに基づく各種公共サービスに取り組んでおり、常時・有事・復興復旧の3フェーズで役割を担っているという。デジタルエコシステムの構築、デジタル文化の醸成なども日本側と共有する。

　IT業界、経済界の実績でも知られるフェードロフ氏は「ウクライナの再生・復興にはデジタル化が基礎と信じる。デジタル化、イノベーション、デジタル教育で日本と連携していきたい」と意欲を示した。

　また「日本のこれまでの大いなる支援に、市民を代表して感謝する。ウクライナの状況に鑑み、残念ながら訪日はかなわなかったが、いつも日本のイノベーションについて学んでおり、日本がこれまで達成してきたことに刺激を受けている」と謝意を示した。

（9日付電波新聞／電波新聞デジタルで詳報しています）