2023.07.28 エプソン販売が沖縄高専で出前授業 産業用ロボットの製造・販売学ぶ 秋には顧客との対話体験も予定

4年生の対面授業風景

 エプソン販売は、先ごろ沖縄工業高等専門学校でセイコーエプソン、エプソン販売の両社員を講師とした出前授業を実施した。

 沖縄工業高等専門学校では、プログラミングの授業でエプソンの6軸ロボット「C4」と力覚センサーを使用している。力覚センサーの特長を生かし、ロボットで習字、ドミノ倒し、けん玉などさまざまな形に応用することでロボットの可能性を学んでいる。

 出前授業には、4年生36人が対面、3年生30人がオンラインで参加した。

 産業用ロボットの開発・製造・販売について学んでもらい、秋には実際のお客との対話の場も体験してもらう。

 出前授業の第1部では、セイコーエプソンMS企画設計部担当者が「産業用ロボットを作る仕事(製品企画から発売まで)」について説明。また、最新の産業用ロボット活動事例として、総菜盛り付け工程の自動化、PCR検査の自動化など動画を交えて紹介した。

 第2部では、エプソン販売のエンジニアリング営業推進部担当者が「販売の業務内容(生産工程のお困りごとを解決!)」について説明した。

 参加した学生からは、「企業内でのさまざまな職種を知ることができた」「今の学びが将来にどう生かせるのか具体的にイメージができた」といった感想が多かった。また、先生からは「現場で働くエンジニアの方から直接話が聞け、貴重な経験となった」とのコメントがあった。

 エプソンは、11月29日からの「2023年国際ロボット展」に出展するが、出前授業を受講した学生にも、社会体験の場として参加してもらう。