2023.08.07 【SMT/SMD特集】東京ウエルズ 独自の搬送技術を応用のテストハンドラー製品化

汎用テストハンドラーMMTH

 東京ウエルズは搬送、制御・回路・計測・画像をコア技術にダイオード、トランジスタ、LEDなどの個別半導体、LCRなどの受動電子部品向けの端子塗布機、測定検査機、テーピング機などを提供している。

 事業を拡大している外観検査装置はコンデンサー、インダクター、ダイオードなどの外観良否を判別する装置で、主力機種はTWA-4100シリーズ。新たに検査アルゴリズムにAI(人工知能)を搭載し、判定しきい値の設定作業を簡素化できる機種も製品化した。

 同社独自の搬送技術などを応用してテストハンドラーを開発、製品化した。汎用テストハンドラー「MMTH」は顧客のその時の要望に合わせて組み替えることができるテストハンドラー装置。供給、テスト、排出の各部をモジュール化し、多彩なテストモジュール(各種外観検査、各種電気測定、光学測定、温度計測など)を組み合わせて幅広いニーズに対応する。

 「MMVH」はピックアップ搬送式を採用し、機構部品などでも安定的な搬送を実現したハンドラー。吸着搬送により、さまざまな形状の製品の外観検査が可能なほか、電子部品や半導体素子などのパレットへの移載や格納など、汎用性・拡張性の高い装置である。

 部品移載整列装置「MMIH」は、電子部品や半導体素子などを整列させてパレットに移載、格納する装置だ。比較的大型の電子部品や個別部品のトレー整列に適する。