2020.02.25 5G商用化目前 普及のカギは早期エリア拡大  総務省主催国際シンポで携帯4社キーマン、現状語る

「5G国際シンポジウム」のパネルディスカッション(左からモデレータの関口和一MM総研所長、ドコモの中村氏、KDDI小西氏、SB野田氏、楽天モバイル佐藤氏)

 次世代高速通信規格5Gの商用化まであと1カ月。高速大容量、超低遅延、多数同時接続という特性を有し、社会に大きな技術変革をもたらす5Gへの期待は高まるが、当初はスモールスタートとなりそうだ。本格的な普及には、早期のエリア拡大など課題も多い。先ごろ東京都内で開催された総務省主催の「5G国際シンポジウム」で、通信事業者4社のキーマンが5Gの現状と課題について語った。

 昨年4月の米国や韓国でのコンシューマ向けサービスの開始に続いて、...  (つづく)