2023.11.07 滋賀建協 婚活パーティーで業界活性化

滋賀県建設業協会青年部の市原さん(右)と土田さん(左)

 滋賀県内の建設関連企業が所属する滋賀県建設業協会は、今年で10年目となる婚活パーティーを草津市内で18日に開催する。業界活性化の一環として、会員企業の独身男性社員に出会いの場を設け、ウェルビーイングを推進するのが目的だ。

 パーティーの参加対象は、同協会の会員企業に勤める男性社員と、一般女性だ。10年間で累計300人以上の男女が参加し、70組近くのカップルが成立。うち、同協会が把握しているだけで4組が実際に結婚にいたった。

 利益度外視で一からノウハウを構築しこの10年にわたり取り組みを成功させた、同組合青年部の市原敏さんと土田真也さんに、話を聞いた。

 取り組みを始めたきっかけについて、市原さんは「若い男性社員が厳しい職場で疲れきって自宅に帰り、一人で夕飯を食べるというイメージを払拭したい。結婚を機に、いっそう仕事に意欲的になってもらえれば、という気持ちだった」と話す。

 10年間、パーティーを開催する中で、独自の運営ノウハウを構築してきた。重要な役割を果たす司会について、土田さんは「声のトーンや場を読む能力、女性への気配り、男性の繊細な心をくみ取りながらお尻を叩ける人柄が必要」と語り、現在は適役の市原さんが司会を務めている。

 参加男性はスーツ姿で参加するが、会場では普段の仕事風景の映像を流す演出も。目の前のスーツ姿と、映像内の機敏に働く作業着姿のギャップにグッとくる女性が多い模様。毎年、女性からの問い合わせが多く、リピーターもいるという。