2023.11.30 アマゾンが企業向け生成AI発表 オープンAIなど追撃、独自の半導体も

年次イベントで取り組みを発表

 米アマゾン・ドット・コムは、企業向け対話型・生成AIの「アマゾンQ」を発表した。米オープンAIなどを追撃する形。新しい独自半導体開発などの取り組みも表明した。

 傘下でクラウド事業を手掛けるアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が、ラスベガスでの年次イベントで取り組みを発表した。

 開発・普及が進む生成AIアプリについて「消費者には便利だが、職場では機能しないことが多い」と指摘。企業が使いやすいサービスとして差異化を強調した「Q」は、たとえば、営業担当者がプレスリリースをブログ投稿用に変換したり、プレスリリースの要約を作成したり、提供されたリリースに基づいてメール下書きを作成したりできる。

 社内の指針などを踏まえ、そうした基準に沿った形で、各ソーシャルメディアでプロモーションしたりもできる。

 開発の新しいチップも発表し、2024年に投入するとした。処理速度が従来比で4倍になる。AI半導体で先行するエヌビディアとの関係強化も表明した。
(12月1日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)