2023.12.09 アルプスアルパイン、IC外販へ 設計受託にも注力

製品例

アルプスアルパインの静電容量検出の特長アルプスアルパインの静電容量検出の特長

 アルプスアルパインは、従来は製品の内製用に設計・開発をしてきたICの外販を始めた。第1弾は高感度静電容量式センサーIC。アルプスアルパインブランドで展開。今後さらにラインアップを拡充し、既存半導体製品(標準品)の拡販に加え、設計受託活動にも注力し、顧客と同社の技術進化、製品競争力向上を実現する。

 同社の半導体事業は、2005年のIC設計室発足に始まり、以来20年近くにわたって展開。車載・民生市場に向けた磁気・地磁気・湿度・気圧・ミリ波、静電センサーなど、多彩なセンサー用ICを設計開発してきた。タンクの外からの非接触測定も可能。タンク内に機構部品を必要とせず、タンク形状の自由度向上にも貢献する。

 同社は半導体で、製造だけを外部委託するファブレスメーカーとして、製品企画からシステム・アナログ・デジタル設計、テスト、量産立ち上げ・サポート、迅速な品質対応まで一貫した開発体制を持つ点も訴求する。
(13日付の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)