2024.01.04 韓国サムスンSDI、全固体で専任チーム EV見据え、商品化や量産を前倒しへ

あいさつするチェ社長

 韓国の電池大手サムスンSDIは、全固体電池(ASB)の事業化推進チームを立ち上げ、商品化と量産を急ぐ方針を示した。EV普及を見据え、コスト面でも競争力に注力する。

 新年の仕事始めの式を2日に開き、チェ・ユンホ社長兼CEOが、同チームを立ち上げたとしたうえで、「世界のゲームチェンジャーである全固体電池の商業化と量産化を促進し、加速する。新チームを通じて、将来のバッテリー市場を開拓する」と強調した。

 同社は全固体電池の2027年商用化の目標を掲げている。チームの新設で、現在進めている顧客とのプロジェクトに拍車をかけ、商用化時期を繰り上げる計画という。

 (5日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)