米ラスベガスで開催中の「CES 2024」では、健康志向や「タイパ」重視の中で、調理を一層便利にするため新技術を盛り込んだ家電も相次いで発表されている。パナソニックグループはIoTオーブンを初公開し、新興企業とも連携。シャープも技術の訴求に力を入れる。

　パナソニックが初公開した「Connected HomeCHEF」は、スマートキッチンのプラットフォームを提供する米スタートアップの「Fresco（フレスコ）」と協業。

　フレスコの最先端AIやスマート調理技術を製品に活用。アプリ内の機能を使えば、好みに合わせてレシピを簡単にカスタマイズしたり、レシピにある材料がない場合に手元にあるものに置き換えたり、1人前の分量や調理の設定など調整ができる。

　シャープは家電を使って調理時間を短縮し、家族と過ごす時間を作ってもらうことがコンセプトのビルトインの高速オーブンの技術展示をした。

　暖房機器に使われるゴールドカーボンヒーターを庫内上部と、ファン周辺、庫内下部にヒーターを搭載。インバーターも取り入れ、マイクロウエーブも組み合わせることで熱源が循環し、食品にムラなく効率よく熱を通せることで時短がかなう。
　（11日付電波新聞／デジタルで詳報します）