2020.04.21 【電源用部品/EMCノイズ対策部品特集】ルビコン アルミ電解コン「EXWシリーズ」
リード線タイプのアルミ電解コンデンサ「EXWシリーズ」
ルビコンは、電源の小型化、高効率化、次世代電源技術に対応した各種コンデンサを供給しており、継続して製品ラインアップを拡充している。
薄膜積層高分子コンデンサ「PMLCAP」は、理想的な性能を見いだされて火星探査の地震計に採用されたもので、定格電圧を大幅にアップした500V品をリリースする。
新規「MHシリーズ」には、250VDC、1.0μFと500VDC、0.22μFをラインアップ。サイズは共に8.2×7.1×1.8ミリメートル。
使用温度範囲はマイナス55-プラス125度で、従来に比べ一層広範囲の回路に提案可能となった。サンプル対応は6月から、量産開始は12月を予定している。
導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ「PZ-CAP」は、培ってきた非固体アルミ電解コンデンサの開発、製造ノウハウを生かしながら、独自のポリマー技術で従来よりも高耐圧を可能とした。
リード線/面実装を合わせたハイブリッドタイプ12シリーズに、汎用タイプの「CEV」「CZE」「CFV」「CZF」シリーズを追加し計16シリーズをそろえた。
また、50-80VDCの高圧品のラインアップ追加も行った。優れた温度特性と低ESR、高リプル電流化が特徴のコンデンサで、車載機器のほか産業機器、通信機器などの電源出力用に適しており、セットの高性能化に貢献する。
アルミ電解コンデンサの「EXWシリーズ」はリード線タイプ。新規に開発した電解液と封口ゴムを採用することで、使用温度範囲マイナス40-プラス125度の保証を実現した。
耐久性は125度5000時間、定格電圧は400-500VDC、容量範囲は8.2-150μFで、通信機器、産業機器、照明などの高温度環境が想定される電源回路の入力用途に最適。
さらにアルミ電解コンデンサのスナップインタイプとして「THCシリーズ」を開発した。125度対応を実現し、耐久性は125度2000時間(105度換算で8000時間)保証。
定格電圧は400-500VDC、容量は68-820μF。サーバー用電源をはじめ太陽光発電システムなど高温度環境での使用が可能だ。